江川 祐一郎

知財戦略とは?

知財戦略は、特許や商標を取ることだけではなく、それら知財を使って、顧客や社会にどんな価値を提供するのか、競合にどう対抗するのか、どんな事業を生み出すのか、などを総合的に考え、その道筋を示すことです。ここでは、そのような知財戦略に関する記事をまとめてご紹介します。

筆者の経験について

筆者(江川 祐一郎、「ゆめ知財」代表)は、素材メーカーで研究開発、生産、技術営業、知的財産、新製品・新事業開発、IPランドスケープなどに携わってきました。知財を技術・商品・顧客・競合・事業等と繋げながら知財戦略を考えることを重視しています。

知財戦略とは何か

知財戦略で重要なのは、「何のために知財を使うのか」という目的です。

特許や商標を取得すること自体を目的にするのではなく、事業で何を実現し、何を守り、どのような強みを築きたいのか。その目的から、必要な知財と使い方を考えます。

まず読む
商標と特許の違いとは?
商標と特許の違いとは?

※記事の概要:特許と商標の制度上の違いだけでなく、「何のために権利を取得するのか」という事業目的から知財を考える視点を紹介。

技術ではなく、事業と顧客から考える

優れた技術が、そのまま優れた商品や競争優位につながるとは限りません。

顧客が何に価値を感じるのか、競合や代替は何か、どのようなビジネスモデルで価値を届けるのか。知財戦略も、こうした事業・顧客・競争環境から考える必要があります。

技術的な強みと商品価値を分けて考える

技術と商品
研究開発の落とし穴(1)~技術か商品か?
研究開発の落とし穴(1)~技術か商品か?

※記事の概要:技術的な差別化が、そのまま商品としての競争優位になるとは限らないことを、研究開発と市場の関係から考察。

競合だけでなく「代替」を見る

競合・代替
研究開発の落とし穴(2)~競合と代替を見ているか?
研究開発の落とし穴(2)~競合と代替を見ているか?

※記事の概要:同じ商品カテゴリーだけを見るのではなく、顧客が解決したい課題から競合や代替商品を捉える重要性を解説。

商品だけでなくビジネスモデルまで考える

ビジネスモデル
研究開発の落とし穴(3)~モノからコトへ
研究開発の落とし穴(3)~モノからコトへ

※記事の概要:新たな技術を商品として売るのか、サービスとして提供するのか。技術の使い方とビジネスモデルとの関係を考察。

特許を巡る争いを、事業戦略として考える

特許侵害に関する諸問題には、法律的な側面だけではなく、事業戦略の側面から考えるべきことが多々あります。

ここでは「切り餅」事件をひとつの事例として取り上げ、特許を所有する側、特許を利用する側、顧客という複数の視点を見た上、特許を巡る争いの解決策について考えます。

特許訴訟を事業目的とどのように結びつけるか

3C
「切り餅」事件と知財戦略(1)
「切り餅」事件と知財戦略(1)

※記事の概要:特許訴訟を自社と競合だけの問題として捉えず、顧客を含む3Cの視点から、その目的と意味を考察。

他社の特許に直面した側の対応は?

踏む側
「切り餅」事件と知財戦略(2)~特許を「踏む側」の論理
「切り餅」事件と知財戦略(2)~特許を「踏む側」の論理

※記事の概要:他社特許への対応について、非侵害・無効化・ライセンスなどの選択肢だけでなく、交渉力となる自社の「強み」の重要性まで考察。

他社に特許を侵害された側の対応は?

踏まれる側
「切り餅」事件と知財戦略(3)~特許を「踏まれる側」の論理
「切り餅」事件と知財戦略(3)~特許を「踏まれる側」の論理

※記事の概要:特許を経営・事業を有利にするための道具として捉え、その本質と限界、権利行使・ライセンス・交渉等の使い方を整理。

顧客から見た特許訴訟とは?

顧客
「切り餅」事件と知財戦略(4)~「傍観する顧客」の論理
「切り餅」事件と知財戦略(4)~「傍観する顧客」の論理

※記事の概要:特許紛争を顧客の立場から捉え、供給リスクやサプライチェーンへの影響、そして本来の「顧客への提供価値」を考察。

特許を巡る争いを解決する様々な選択肢

協業・独自技術
「切り餅」事件と知財戦略(5)~争いを避けるには?
「切り餅」事件と知財戦略(5)~争いを避けるには?

※記事の概要:特許を巡る利害対立を解決する選択肢として、権利行使だけでなく、和解、ライセンス、協業、独自技術の開発など、前向きな事業展開につなげる選択肢を考察。

先発・後発それぞれの強みを戦略に変える

先発企業にも後発企業にも、それぞれ異なる強みと戦い方があります。

一つの特許や特許回避だけに頼らず、技術、ブランド、顧客との関係、販売力なども含め、自社ならではの強みを知財とどう組み合わせるかを考えます。

後発企業は、自社独自の競争軸をつくる

後発企業
「切り餅」事件と知財戦略(6)~特許を「踏む側」の前向きな戦略とは?
「切り餅」事件と知財戦略(6)~特許を「踏む側」の前向きな戦略とは?

※記事の概要:他社特許を単に回避するだけでなく、ブランド力や独自技術など、自社の強みに立ち返って新たな競争軸をつくる考え方を紹介。

先発企業は、自社の「縄張り」を広げる

先発企業
「切り餅」事件と知財戦略(7)~特許を「踏まれる側」の前向きな戦略とは?
「切り餅」事件と知財戦略(7)~特許を「踏まれる側」の前向きな戦略とは?

※記事の概要:一つの特許だけに依存せず、技術や効果のバリエーション、複数の独自性、周辺特許などを組み合わせて自社の領域を形成する考え方を紹介。

調査・分析を知財戦略につなげる

知財戦略を考えるには、競合、技術、市場、顧客、自社の強みなどについて、まず事実を把握することが必要です。

特許調査・分析で情報を整理し、IPランドスケープで事業・競争環境の中から意味を読み取り、その結果を知財戦略の意思決定へつなげていきます。

特許調査・分析で事実を整理する

特許調査・分析
テーマ別ガイド_特許調査・分析
テーマ別ガイド_特許調査・分析

※記事の概要:特許検索、データ取得、調査設計、特許マップ、テキスト分析など、知財戦略の前提となる情報の集め方・整理方法を体系的に紹介。

IPランドスケープで事業判断につなげる

IPランドスケープ
テーマ別ガイド_IPランドスケープ
テーマ別ガイド_IPランドスケープ

※記事の概要:特許情報と事業・市場等の情報を組み合わせ、競争環境や将来を読み解き、経営・事業・研究開発の判断へつなげる考え方を紹介。

知財戦略からオープン&クローズ戦略へ

知財戦略では、すべてを権利化して囲い込めばよいとは限りません。

何を権利化・秘匿し、何をライセンスや開放によって外部へ広げるのか。こうした「何を開き、何を閉じるか」を考える代表的な方法が、オープン&クローズ戦略です。

オープン&クローズ戦略
テーマ別ガイド_オープン&クローズ戦略
テーマ別ガイド_オープン&クローズ戦略

※記事の概要:特許・秘匿・標準化・ライセンス・商標などを、事業目的に応じてどう組み合わせるかを整理。市場を広げながら、自社の強みや収益源を確保するためのオープン&クローズ戦略を具体例とともに紹介。

知財戦略について相談する

自社の技術や商品・サービスの強み・弱みの整理、顧客や競合への対策、ビジネスモデルの構築、オープン&クローズ戦略の策定など、知財戦略についてお悩みの場合は、「お問い合わせ」からお気軽にご相談ください。

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