IPランドスケープとは?
~導入から活用にあたって考えるポイント~
「ゆめ知財」では、IPランドスケープ(IPL)を、単なる特許マップではなく、経営・事業・研究開発の判断につなげるための「羅針盤」と位置づけています。ここでは、IPLの導入から活用にあたって考えるべきポイントに関連する記事をまとめてご紹介します。
筆者の経験について
筆者(江川 祐一郎、「ゆめ知財」代表)は、メーカー勤務時代にIPランドスケープの専門部署を立ち上げ、IPランドスケープの導入から普及に携わりました。ここに掲げる記事群は、そうした経験に基づいています。
IPランドスケープについて知る
IPランドスケープにおいては、特許件数や特許マップそのものが目的ではありません。特許情報をはじめとするさまざまな情報から、市場、技術、競争環境などを捉え、経営・事業・研究開発における判断につなげることが重要です。
執筆者は、IPランドスケープを「経営・事業・研究開発への羅針盤」と定義しています。

*記事の概要:専門部署の立ち上げ経験を踏まえ、人材、仕組み、分析結果の使い方まで整理した総論記事。
IPランドスケープを導入する
IPランドスケープの導入にあたっては、最初から完成された仕組みを目指すのではなく、対象テーマや評価指標を限定してスモール・スタートし、実践しながら組織へ定着させていく方法があります。

*記事の概要:試行、人材育成、外部支援、チーム化、組織への定着まで、導入の進め方を整理。
何を調べるかを知る
分析手法を選ぶ前に重要なのが、「何を調べるか」です。母集団の取り方やサプライチェーンの範囲によって、見えてくる競争環境やプレイヤーは変わります。

*記事の概要:川上・川中・川下のどこを見るかによって、特許調査の意味がどう変わるかを具体例で解説。

*記事の概要:特許情報を表やグラフで可視化し、分析につなげるための基本を紹介。
技術や市場の変化を読む
出願件数の増減や技術分類、キーワードの推移から、技術分野の変化を読むことができます。ただし特許情報だけで将来を断定せず、市場、政策、事業など他の情報と組み合わせて判断します。

*記事の概要:特許件数の推移から、技術分野の成長局面を読む視点。

*記事の概要:件数減少をどう解釈し、どこまで将来判断に使えるかを考える。

*記事の概要:政策と研究開発・特許活動の関係をバイオマスを例に確認。
競争環境や事業戦略の判断につなげる
IPランドスケープで重要なのは、分析結果を作って終わることではなく、競争環境や事業の判断へつなげることです。特許情報と事業情報を組み合わせながら仮説を作り、検証していきます。

*記事の概要:競争優位を考えるために、特許情報をどのように比較・可視化するか。

*記事の概要:企業間の特許活動の変化から、競争ポジションを考える具体例。
IPランドスケープの限界を知る
IPランドスケープは万能ではありません。特許だけで何が分かるのか、分析結果は正しいのか、知財部門だけで事業を理解できるのか・・・こうした疑問を前提に、他情報による検証や現場との対話を重ねる必要があります。

*記事の概要:よくある批判を踏まえて、IPランドスケープを「役立つ道具」にするための考え方を整理。
IPランドスケープは「問い」から始まる
IPランドスケープにおいては、「どんな特許マップを作るか」よりも先に、何を知りたいのか、何を判断したいのか、その判断にはどのような情報が必要なのかを明確にすることが重要です。
市場の成長性、競合や代替技術、自社の強みなど、問いが違えば必要な母集団も分析軸も情報源も変わります。
分析を進めながら問い自体を見直し、特許情報と非特許情報を行き来して、本当に判断すべき問題を具体化していく・・・それもIPランドスケープの重要な役割だと、筆者は考えています。
IPランドスケープについて相談する
IPランドスケープを始めたい、既存の取り組みを見直したい、特許情報・非特許情報を経営・事業・研究開発へ活用したい、などの希望や悩みがある方は、「お問い合わせ」から、気軽にご相談ください。
