2025.05.25

無料で特許マップを生成！「Pat Map Generator」の利用方法

えがちゃん

ブラウザから特許マップを自動的に生成する特許マップ生成システム「Pat Map Generator」について、利用方法や注意点などを解説します。

※アップデート情報（2025.5.24）

J-PlatPatに加えて、Google Patents、PATENT SCOPE、The Lensのフォーマットへの試験対応を開始しました（ただし日本語表記のみ）。
表示できる項目に、特許分類（IPC、FI）を追加しました（ただしサブクラス（4桁）に限定）。
アップロードできる件数を、300件から1000件に拡大しました。
表示される軸データ数を、10件（シェアマップは8件）に拡大しました。

こちらをクリック！

特許マップ生成システム「Pat Map Generator」

初期画面について
特許データの準備
操作の手順
生成されるマップの種類
エラー表示について
ご了承いただきたい事項

初期画面について

Pat Map Generatorにアクセスすると、下図のような画面が表示されます。操作する箇所は、「ファイル登録エリア」「項目選択ボタン」「アップロードボタン」の３つです。

この「ファイル登録エリア」に、特許データを登録します。データ書式はJ-PlatPatからダウンロードされるファイル書式が基本です。（ダウンロードの方法についてはこちらを参照）

Google Patens、PATENT SCOPE、The Lensのファイル書式については、日本語のみ対応しています。（ダウンロードの詳細はこちらを参照）

ファイル形式はCSVファイル（拡張子.csv）またはExcelファイル（拡張子.xlsまたは.xlsx）に限定しています。

特許データの準備

J-PlatPat、Google Patents、PATENT SCOPE、The Lens、いずれの場合も、各サイトからダウンロードしたデータをそのままアップロードできます。

「出願人×出願年」のマップを作成する場合、例えばJ-PlatPatでは、文献番号、出願日、出願人/権利者のフィールドは必須です。Google Patents、PATENT SCOPE、The Lensでは、各々フィールド名が異なりますが、ダウンロードしたまま修正せずにアップロード可能です。

一方、テキスト項目（発明の名称、要約）から、単語を切り出したものをマップに表示したい場合は、「Pat Text Mining」で予め処理（テキストマイニング）したものをアップロードしてください（J-PlatPatのみに対応）。処理したファイルには、「発明の名称ワード」および「要約ワード」というフィールドが新たに作成されています。

操作の手順

ファイルが準備できたら、ファイルを登録（ドラッグ＆ドロップ、クリックしてファイル選択、いずれも可能）し、項目を選択した上、「アップロード」ボタンをクリックします。

少し待つと、「マップの生成が完了しました！」とのメッセージが表示されます。

下方にスクロールすると、生成したマップ群が表示されています。

生成されるマップの種類

生成されるマップは、現時点で下図の６種類です。右クリックすれば、別のタブやページで表示したり、ダウンロードして保存したりできます。

エラー表示について

データ書式やファイル形式が誤っていると、下図のようなエラーが表示されます。

処理できるファイルには以下の制限を設けており、これらに違反するとエラーになりますので、ご承知おきください。

アップロードできるファイル形式は、CSVファイル（拡張子.csv）またはExcelファイル（拡張子.xlsまたは.xlsx）に限定しています。
アップロードできるデータ件数は、サーバへの負荷を考慮して、1000件以内に制限しています。
同じ理由で、表示される軸データ（出願人や出願年など）の件数は、10件以内（シェアマップ（円グラフ）は8件以内）に限定しています。

ご了承いただきたい事項

ご利用にあたっては、以下の点をご了承ください。

ご利用は基本的に無料です。ただし、今後の稼働状況や機能拡張などにより、部分的に有料化させていただく可能性があります。
当システムでは、データ収集や保管を一切しません。データ破損の責任は負いかねますので、元データは必ずお手元に保管ください。
当システムで生成されたマップは自由にご利用ください。ただし、ご利用の結果については自己責任でお願い致します。
こんなマップが欲しいなどのご要望は承ります。ただし、必ずお応えするとの保証は致しかねます。
上記のご要望に対応した結果を含めて、当システムに関する著作権を含む知的財産権は当方に帰属します。（ただし上述の通り、生成されたマップに対する知的財産権は主張しません。）
当システムは、永続的な稼働を保証するものではありません。ただし、できる限り長期間に渡る運用継続を心掛ける所存です。
上述した種々の制限は、稼働状況や機能拡張などに伴って、可能な範囲で徐々に解除していく予定です。