The Lensを使って、過去10年程度の期間内で成長している技術分野を、マクロ(グローバル)に見ています。
技術分類として国際特許分類(IPC)のクラス(上位3桁)をひとつの母集団とし、出願件数の増減で成長性(伸びているか否か)を判断することにします。対象とする公報は特許の公開公報及び登録公報です(実用新案などの限定された権利は除く)。
正直、この分析は、ちょっと粗すぎる嫌いがあるのですが、まずは大まかに把握しようということで、とりあえずセクションAからHまでザッと見てみたいと思います。
今回は、セクションG「物理学」が対象です。結果、伸びていると見られるクラスは、以下の3つでした。(青色の折れ線にだけ注目し、橙色と赤色は無視してください。)
・クラスG06「計算または計数」
・クラスG10「楽器;音響」
・クラスG16「特定の用途分野に特に適合した情報通信技術[ICT]」
このセクションGは、全体的に中国への出願が非常に伸びており、その影響を分離して見る必要がありますが、それは別の機会に。
次回は、最後のセクションH「電気」を見てみたいと思います。