The Lensを使って、過去10年程度の期間内で成長している技術分野を、マクロ(グローバル)に見ています。
技術分類として国際特許分類(IPC)のクラス(上位3桁)をひとつの母集団とし、出願件数の増減で成長性(伸びているか否か)を判断することにします。対象とする公報は特許の公開公報及び登録公報です(実用新案などの限定された権利は除く)。
正直、この分析は、ちょっと粗すぎる嫌いがあるのですが、まずは大まかに把握しようということで、とりあえずセクションAからHまでザッと見てみたいと思います。
今回は、セクションC「化学;冶金」が対象です。
・・・結果、伸びていると見られるクラスは、ありませんでした。
サブクラスにブレイクダウンしても、非常に少数。下図は、その数少ないサブクラスの内、発酵・酵素に関する細菌関連のサブクラス(C12R)のトレンドです。
また、辛うじて横這いと言えるのが、C06(火薬;マッチ)くらいかと。(青色の折れ線にだけ注目し、橙色と赤色は無視してください。)
次回は、セクションD「繊維;紙」を見てみたいと思います。