「永久機関」の特許マップというのも、作ってみようという人もなかなか居ないかと。そこで、お遊びで作ってみました。
まず特許に「タグ付け」を
まず、先の記事で紹介した「永久機関」の特許リストに、「タグ付け」をしてみましょう。
ここで「タグ」と呼んでるのは、特許マップで、グラフの縦軸や横軸になるキーワードのことです。
タグ付けには、いろんなやり方がありますが、ここではアナログに手動で行います。とりあえず、以下の3つの切り口でやってみます。
- その特許の中での「永久機関」の位置づけ(永久機関について否定か肯定かなど)
- どのような技術について権利が付与されているか
- その特許(実用新案)の権利者の属性(会社か個人か)
「永久機関”のように”」?「”半”永久機関」?
ところで、ちょっと気になるのが、「永久機関のように」とか「半永久機関」とか、微妙な言い回しをしているものがあります。
これらの中身を読んでみると、永久機関ではないことは分かるので、特許登録には問題ないのでしょうが、表現としてはギリギリのような感じがしますね。
「永久機関」の特許マップ
作った特許マップは以下の通りです。特許(母集団)が多くないので、あえてマップにする必要もないくらいですが、とりあえずご参考まで。
●「永久機関の位置づけ」vs「技術」のマップ。やはり動力や発電の関係が多いですが、その応用例も散見されますね。
●「永久機関の位置づけ」vs「会社or個人」のマップ。いちおう、こんなに行数が少なくてもマップはマップです。あやしい(?)特許出願は、個人が出していることが多いのですが、「半永久機関」と書いてるのは、意外と(?)ちゃんとした組織だったりします。
●以下、3つの切り口それぞれについて、構成比率を示した円グラフです。特に説明は不要かと。
●以下、件数を棒の高さで示した立体棒グラフ。情報量は上述した表と同じなので、あえてこのようなグラフにする必要も無いのですが、とりあえず見た目だけ。