特許を無料で調べられる代表的なツールとして、先にJ-PlatPatについて触れましたが、他にもいろいろあります。
ここでは、WIPO(世界知的所有権機関、通称”ワイポ”)が提供する「PATENTSCOPE」について触れます。
最近のPATENTSCOPEは、驚くほど機能が充実しており、しかも日々進化し続けています。
※PATENTSCOPEへのリンクはこちら -> https://patentscope2.wipo.int/search/ja/search.jsf
「PATENTSCOPE」について
以下、PATENTSCOPEの初期画面です。基本的には、J-PlatPatと同じような検索ができます。登録してログインすれば、ダウンロードも可能です。
多言語への対応
PATENTSCOPEは、国際機関が運営するものなので、多言語対応への配慮がなされています。日本語にも、すべてに渡ってではないですが、相当に対応が行き渡っています。検索結果に対しても、各国語への自動翻訳機能がついています。
収録対象国の広さ
筆者も以前は国際特許出願を調べるだけに留めていましたが、最近では各国の特許文献の収録が充実しており、OCRによる読み取りや機械翻訳も進んでいます。
検索機能の充実
筆者も未だすべては確認できていませんが、詳細検索を含め、いろいろな切り口で検索することができるようです。J-PlatPatより機能は上かも知れませんね。
表やグラフ表示も可能
検索結果を表やグラフで表示することも可能です。これはJ-PlatPatにも未だ無い機能ですね。
いろいろ試してみて、またここでご紹介できれば、と思っております。