特許動向

国籍別の特許動向~韓国

えがちゃん

各国の出願人がどのような国での特許獲得を目指しているか、その時系列変化を含めて、国籍第一国)別に見ています。

今回は韓国KR)です。

韓国籍の特許動向の特徴

以前の記事「国籍別の特許動向の違いは?」で触れた通り、韓国人韓国企業)の外国への出願に関しては、日本と類似しており、一般的に「自国への出願プラスα」という傾向が強いと思われます。

※以前の記事でも述べましたが、多くの特許出願は出願人の国籍をデータとして持っていないので、その代わりとして第一国(最初の出願国、より正確に表現するならば「優先権主張の基礎となる出願の出願先となる管轄官庁の属する国」)を使っています。

検索式

The Lensを用います。検索式は下図の通りです。Lensでは”Priority Jurisdiction”(優先管轄官庁または国)というフィールドがあるので、これを第一国(国籍)を表すものとして利用します。対象期間は、公開公報発行年を基準に2017年以降の5年半を取っています。

韓国籍の特許出願動向

下図より、韓国籍の出願先(国)の内、韓国内への出願は6割超、あとは他国向けとなっています。この傾向は、少なくとも最近5年間の時系列でも、あまり変化が見られません。

Lensの標準グラフ機能では、凡例が件数順でなくて分かりづらいですが、韓国以外は、米国、中国、WO(国際特許出願)、欧州、といった順番です。

次回は欧州からの出願を見てみたいと思います。

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筆者の紹介
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「ゆめ知財」の主宰者
弁理士&知財経営コンサルタント。30年余りのメーカー勤務を経て、フリーランスとして活動中。知財だけでなく、会社生活、産学連携、中小支援、地方創生、森林活用など、色々なことをカフェ気分で気軽に語り合いましょう!
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