「冥王星」、そして「冥王」の商標をご紹介!【おもしろ商標】

惑星の名前が商標になっている「おもしろ商標」を探すシリーズ。最終回は「冥王星」です。
かつて、太陽系の第9惑星、太陽系で最も外縁を巡る惑星、という位置づけでしたが、残念ながら、現在は「準惑星」(冥王星型天体)に”格下げ”されてしまっております。
理由は、冥王星の周辺で、冥王星と似たような大きさの天体が次々と発見されたからです。「冥王星だけじゃないじゃん」「特別扱いしていいの?」・・・などという声が上がったとか。
幼いころから「冥王星はいちばん遠い惑星だよ」と教えられてきた世代にとっては、少々寂しい気もしますね。
「冥王星」の商標は1件ヒット!でも・・・
「冥王星」の商標は1件だけ。なぜか整骨院による登録。指定商品は、貴金属、お皿やお箸などのカトラリー、清涼飲料、お菓子など。あまり整骨院の仕事とも関係なさそうですね。
しかも、せっかく登録になったのに、登録料が払われておらず、却下処分になってます。いろいろ謎がありますね・・・
読みは違うが・・・「明王精」の商標
一方、読みは違いますが、「明王精」という商標を、ヘアカラーで有名なホーユー株式会社が出していました。ただ、いずれも登録が更新されずに消滅しています。
最後に、前回までの「天王星」「海王星」と同じく、「冥王」を含む商標を見てみましょう。以下、5件がヒットしました。
商標は5件ですが、商標権者は2社のみ。1社はパチンコ・パチスロのユニバーサルエンターテインメント。パチンコ台のシリーズものに使われている模様。
もう1社は東映アニメーション。聖闘士星矢の登場キャラクター(冥王ハーデス)にちなんだものと思われますが、ユニバーサルエンターテインメントと同様、パチンコ台などのゲーム機器を想定しているようです。
ところで、両社はお互いに異業種ですが、ビジネスのカテゴリによってはライバルになり得ますね。どちらもパチンコに使われてますが、両社が争ったとの情報は見つかりませんでした。
以上、今回は「冥王星」や「冥王」に関する商標をご紹介しました。これにて「惑星」シリーズは終了です!