今日、4月18日は、「発明の日」だそうです。
専売特許条例
これは、日本の特許制度の始まりとも言える「専売特許条例」という制度が、明治18年(1885年)4月18日に公布されたことを記念したもの、ということです。
4月18日を「発明の日」としたのは、昭和29年(1954年)1月28日のことだそうです。当時の通商産業省(現在の経済産業省)が、今で言う産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的に制定した、ということです。
商標条例
ところで、それに先駆けて、明治17年(1884年)6月17日、「商標条例」が交付されており、日本の知的財産制度としては、こちらが先のようです。
商標登録所と専売特許所
また、それらを運用する公的機関として、1884年に「商標登録所」、1885年に「専売特許所」が設置され、いずれも、高橋是清が所長を務めております。そのあたりの経緯は、「特許行政年次報告書2018年度版」に詳しく書かれております。
☞ 特許庁サイト「特許行政年次報告書2018年度版 知財が紡ぐ先人の想い~明治150年を迎えて」
特許局から特許庁へ
1886年には両者が統合されて「特許局」となっております。それが現在の「特許庁」となったのは戦後となる1949年。特許法・実用新案法・意匠法・商標法という、現行法制度となったのは1959年のことです。そのあたりの経緯は、「特許庁パンフレット」中の「特許庁のあゆみ」に詳しく書かれております。
十大発明家
ちなみに、「発明の日」に関連してよく話題になるのが、「十大発明家」。豊田佐吉や御木本幸吉など、知る人ぞ知る日本の代表的な発明家が紹介されています。ご興味があればご覧いただければ。