The Lensを使って、過去10年程度の期間内で成長している技術分野を、マクロ(グローバル)に見ています。
技術分類として国際特許分類(IPC)のクラス(上位3桁)をひとつの母集団とし、出願件数の増減で成長性(伸びているか否か)を判断することにします。対象とする公報は特許の公開公報及び登録公報です(実用新案などの限定された権利は除く)。
正直、この分析は、ちょっと粗すぎる嫌いがあるのですが、まずは大まかに把握しようということで、とりあえずセクションAからHまでザッと見てみたいと思います。
今回は、セクションF「機械工学;照明;加熱;武器;爆破」が対象です。結果、伸びていると見られるクラスは、以下の3つでした。(青色の折れ線にだけ注目し、橙色と赤色は無視してください。)
・クラスF03「液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの」
・クラスF17「ガスまたは液体の貯蔵または分配」
・クラスF26「乾燥」
次回は、セクションG「物理学」を見てみたいと思います。