今回の「おもしろ特許」は「アンドロイド」(Android)です。
今や「アンドロイド」(Android)と言えば、スマホのOSとして有名ですが、元々は「人造人間」、つまり、「ヒトの形を模して人工的に造られた存在」という意味です。
もっとも、広く「人造人間」と言えば、フランケンシュタインや仮面ライダーなど、元々は人間なのだが改造された存在、といったものも含まれます。
しかし、いわゆる「アンドロイド」というのは、実際には「人型ロボット」というイメージの方が合っているかと思われます。(アンドロイドはロボットじゃない!といった意見もあるかとは思いますが・・・)
その「アンドロイド」を発明の名称に冠した特許がどれだけあるか、J-PlatPatで調べてみたところ、以下9件の登録特許がヒットしました。(スマホ用の「アンドロイド」は除いてあります。)
出願人は1個人と2社。1個人はかの有名なドクター中松。とてもシンプルな明細書で、上手く特許を取っているなと思わせる内容で、参考になります。
1社は自動車部品や工作機械等を事業とする株式会社ジェイテクト。パワーアシストスーツなども展開しております。
最後は株式会社国際電気通信基礎技術研究所。産学連携で設立された会社で、NTTやKDDIなどが株主に名を連ねています。アンドロイドで有名な大阪大学の石黒浩教授らと共同開発をしています。
ひとつひとつの発明が興味深いので、次回以降、少し深掘りしてみたいと思います。